自分で死ぬ時期が分かる。太極拳の真実。

朝太極拳の套路が出来れば、一日事故さえなければ、今日死ぬことがないことが分かります。すなわち、出来ない日が来ると、その日が死ぬ日です。しかし、今日できていて、明日できないなどと言う事が無いのが、太極拳の套路です。従って、套路さえ毎朝やっていれば、寿命まで生き抜くことが出来るというのが、太極拳の昔からの考えです。
楊家太極拳の健候は、唯一武当山で長らく修行した人物です。彼は、武当山の太極拳の師範たちと同じように、死去の数時間前に、朝に自分の命がつきることを知り、家族と門人を呼んで、色々と言い残したあと、体を沐浴して爽やかにして、麻の太極拳着に着替え、笑みを浮かべながら静かに逝ったということは、当時の多くの人が知る事実です。

健候は、若い頃の楊家における、父からの厳しい修行で痛めた心身を修復しようと、太極拳の医武同源による養生に努めましたが、自殺まで繰り返したほどの心身の損傷は、完全には修復出来ませんでした。

武当山の師範たちは、事故以外では、90才以前に亡くなる人はいなかったそうですが、健候は楊家の中では最も長生きでしたが、75才で亡くなりました。父の露禅73、露禅の厳しい授業から逃げることが出来なかった、兄弟の班候53、子の少候67、そして、太極拳をほとんど学ばなかった子の澄甫は、52才で病気(糖尿病?)により亡くなりました。

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