例えば、中国の人民体育出版社が発行したこの少林拳対錬という書籍には、猿仙現日など様々な四文字の対錬名が200以上登場します。他にも中国では、多くの少林拳の対錬名が今も書籍などに多く残っています。禅宗の少林寺、道教の武当山と宗教と武道の両輪だったにも拘わらず、武当山の対錬に関する記録はほぼ皆無です。
不思議だと思いませんか。
その秘密は、真の太極拳史と中国史の密接な関係にあります。又、幸いなことに、その多くの対錬は、武当山の師範によって、当事の中国共産党の勢力の及ばない、戦後の日本の裏社会に全て持ち出されました。そして、今後、その全てがその師範の遺言により、全てが明らかになります。
現在、1000を超える招式(対錬)があり、招式の練習風景を記録し、これを映像と文字で後世に残すための作業が行われています。大変な道のりですが、その他にも勢法や、武器術なども全て残っており、日々少しずつ作業を行っています。